Sansui AU−D907 修理記録 |
平成13年11月 |
A. 修理前の状況
このところLチャネルより不定期バリバリ音が出るようになってしまいました。
このときプロテクトは動作していません。
以前から時たま不意にLチャネルのみ音が小さくなったりしたことがあり、
リレーの不良を疑いつつもそのまま様子を見ていたのですが、遂にまともに聴け
なくなってきた。レコ−ド使用するのでEQ/MCのAMPも修理する。
B. 原因
メインAMPのTR(トランジスター)劣化
フラットAMP、イコライザ−AMPのTR(トランジスター)の劣化
C. 修理状況
メインAMPのバランス、バイアス調整用 半固定VR交換
メインAMPのTR(トランジスター)交換
コントロールAMPのTR(トランジスター)、FET(電界効果トランジスター)交換、
イコライザーAMPのTR(トランジスター)、FET(電界効果トランジスター)交換
SP接続リレー交換(容量1.5倍の同型新タイプ使用)
配線手直し、補強
経年劣化による各部ハンダ補正
D. 使用部品
終段TR(トランジスター)
SP接続リレー
バランス、バイアス調整用 半固定VR 4個
メインAMPのTR(トランジスタ-) 4個
コントロールAMP TR(トランジスター) 2個
イコライザーAMP TR(トランジスター) 8個
コントロールAMP FET(電界効果トランジスター) 2個
イコライザーAMP FET(電界効果トランジスター) 2個
電解コンデンサー 8個
抵抗 12個
E. 修理費 28,000円 通常修理。
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1.EQ−AMPの発振(レコード使用時のみ) |
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2.約30MHZで発振している。 上=EQ−AMPの出力 下=SP端子の出力
人の耳では、聞き取れないが、メインAMPやSPは強烈に酷使されている。 |
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3.SP接続リレーの交換、右=新品、左=古い物。 |
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4.SP接続基板の後ろ側、十分にハンダ盛る。 |
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5.ドライブ基板表、半固定VR、TR(トランジスター)、FET(電界効果トランジスター)交換している。 |
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6.ドライブ基板拡大、右は修理済み、左は未修理。 |
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7.コントロール基板の修理 |
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8.EQ基板の修理、前使用者が修理して失敗したらしい。
人為的に壊れたのは、衝撃が広くなっているので、修理は大変 |
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9.状態の悪いEQ基板、ハンダが光っているところが、ハンダ補正(やり直し)したところ
「ドブ付け」という方法で行うので、ハンダの盛りが弱く、経年変化でヒビが入り、
接触不良になる。 |
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10. 12時間エージング。 |
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